無理なく続けるための貯蓄目標の立て方
家計管理の一般的な情報をまとめたものです。特定の金融商品・サービスの勧誘や推奨、 個別の状況に応じた投資・税務・法律の助言ではありません。 記載は作成時点の情報であり、制度や料金は変更されることがあります。
「毎月3万円貯める」と決めたものの、数か月で崩れてしまった。貯蓄の計画では、よくあることです。
うまくいかない原因の多くは、金額から先に決めてしまうことにあります。この記事では、続けやすい目標の立て方を順番に整理します。
金額より先に目的を決める
「とりあえず貯める」は、意外と続きません。使う予定のないお金を貯め続けるのは、思っているより難しいためです。
先に決めたいのは何のために貯めるのかです。目的がはっきりすると、金額と期限が自然に決まります。
- 生活防衛のための備え(収入が途切れたときの生活費)
- 使う時期が決まっているもの(進学、引っ越し、車の買い替えなど)
- 使う時期が決まっていないもの(将来のための資金)
性質が違うので、同じ口座で管理すると分かりにくくなります。少なくとも生活防衛の分と、それ以外は分けておくとよいでしょう。
働き方や家族構成によって必要額は変わります。収入が安定している場合と、変動が大きい場合では、備えておきたい月数が違います。一般的な目安を参考にしつつ、自分の場合はどうかを基準に決めてください。この記事では特定の金額を推奨することはしません。
期間を決めると月額が決まる
目的が決まったら、次はいつまでに必要かです。期間が決まれば、月額は割り算で出ます。
たとえば、2年後に必要な費用があるなら、必要額を24で割る。これが毎月の目標額です。「貯められるだけ貯める」ではなく、必要な額から逆算するほうが、達成の判断がしやすくなります。
逆算した金額が今の家計で出せない場合は、期間を延ばすか、目標額そのものを見直します。無理な金額のまま始めても続きません。
先取りにするか、余ったら貯めるか
貯蓄には大きく2つのやり方があります。
先取り貯蓄
収入が入った時点で、先に貯蓄分を別口座へ移す方法です。残った分で生活するため、意識しなくても貯まります。自動で振り替わる仕組みを使うと、手間もかかりません。
ただし、先取り額が大きすぎると生活費が足りなくなり、結局引き出すことになります。最初は少なめに設定し、無理がなければ増やすのが現実的です。
残ったら貯める
月末に残った分を貯蓄に回す方法です。生活費が不足する心配はありませんが、金額が安定しません。支出に波がある時期や、固定費の見直しをしている最中には向いています。
どちらが正しいということはありません。収入が安定しているなら先取り、変動が大きいなら残った分から、という使い分けが現実的です。
目標が大きすぎるときの調整
続かないと感じたら、意志の問題にせず設定を下げてください。続けることのほうが、金額より大切です。
- 月額を半分に下げてみる
- 期間を半年から1年延ばす
- 目標をひとつに絞る(複数を同時に追わない)
- ボーナスなど臨時収入での補填を前提にしない
とくに最後の項目は重要です。臨時収入を前提にした計画は、その収入がなかった年に崩れます。毎月の収入だけで組み立てておき、臨時収入は上積みとして扱うほうが安全です。
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まとめ
貯蓄の目標は、目的 → 期間 → 月額の順で決めると無理が出にくくなります。そして、続かないときは目標のほうを調整してください。金額を守ることより、仕組みが止まらないことのほうが、長い目で見ると効きます。
貯蓄に回す余力をつくるには、まず固定費の確認からです。固定費と変動費の違いもあわせてご覧ください。
初心者向け:家計簿を無理なく続けるための始め方
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