初心者向け:家計簿を無理なく続けるための始め方
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家計簿を始めたものの、2週間ほどで止まってしまった。そんな経験がある方は少なくないと思います。多くの場合、原因は意志の弱さではなく、最初に決めたやり方が自分の生活に合っていなかったことにあります。
この記事では、家計簿をはじめて付ける方に向けて、続けやすい形で始めるための考え方を整理します。完璧な記録を目指すのではなく、まず1か月分の数字が手元に残ることを目標にしてみてください。
家計簿が続かない理由を先に知る
続かなくなるきっかけは、だいたい決まっています。
- 費目を細かく分けすぎて、どこに入れるか毎回迷う
- 1円単位で合わせようとして、合わないと嫌になる
- レシートをもらい忘れた日があり、そこで記録が途切れる
- 何のために付けているのか、目的があいまいなまま続けている
いずれも「きちんとやろう」とした結果として起きています。つまり、最初はわざと粗く始めたほうが続きやすいということです。
まずは1か月だけ記録してみる
家計簿の目的は、記録そのものではなく、自分の支出の形を知ることです。そのためには、ひとまず1か月分のデータがあれば足ります。
「ずっと続ける」と考えると負担になりますが、「1か月だけ試す」なら始めやすいはずです。1か月やってみると、自分がどの費目にお金を使っているか、どの記録方法なら負担が少ないかが見えてきます。その結果をふまえて、2か月目のやり方を決め直せばよいのです。
- 毎月必ず出ていく支出の、おおよその合計額
- 自分が無意識に使っている費目
- 記録を忘れやすいタイミング(外出先、週末など)
費目は最初から細かく分けない
家計簿アプリには20近い費目が用意されていることもありますが、はじめから全部使う必要はありません。最初は5つから7つ程度に抑えると、分類に迷う時間が減ります。
たとえば、次のような分け方です。
- 固定費(家賃、通信費、保険、サブスクなど)
- 食費
- 日用品
- 交通費
- 交際・娯楽
- その他
迷ったものはすべて「その他」に入れてしまって構いません。1か月後に「その他」が大きくなっていたら、そこだけ分け方を見直せば十分です。固定費と変動費の考え方については、固定費と変動費の違いをわかりやすく解説もあわせてご覧ください。
記録する方法を3つから選ぶ
記録の方法に優劣はありません。自分が毎日触れるものを選ぶのが、いちばん続きます。
1. 家計簿アプリ
スマートフォンでその場で入力できるのが利点です。銀行口座やクレジットカードと連携できるものもあり、固定費の把握が楽になります。一方で、連携の初期設定に手間がかかること、連携できない支払い方法もあることは知っておいてください。連携機能を使う場合は、提供元と、どの情報が扱われるのかを必ず確認しましょう。
2. 表計算ソフト
自分の生活に合わせて費目や集計方法を自由に決められます。パソコンを日常的に使う方に向いています。入力は週に1回まとめて行う形でも問題ありません。
3. 紙のノート
いちばん手軽で、アプリの初期設定も要りません。書く行為そのものが振り返りになるという利点もあります。集計は電卓で行うことになるので、費目を絞っておくと負担が軽くなります。
続けるための小さな工夫
- 記録する時間を決める(帰宅後すぐ、寝る前など、既にある習慣にくっつける)
- レシートを入れる場所をひとつ決めておく
- 1円単位で合わせようとせず、数百円のずれは「使途不明金」としてまとめる
- 1日忘れても、翌日からまた書けばよいと決めておく
- 月末に10分だけ、合計を眺める時間をつくる
とくに最後の項目が大切です。記録しただけで見返さないと、手間だけが残ってしまいます。月に一度、合計を眺めて「来月はここを少し減らしてみよう」と1つだけ決める。それだけで、家計簿は役に立つ道具になります。毎月の確認の流れは家計管理で確認したい毎月のチェックリストにまとめています。
まとめ
家計簿は、正確さを競うものではありません。自分の支出の形を知り、次の行動を決めるための材料です。まずは費目を5つ程度に絞り、1か月だけ試してみてください。そのうえで、自分に合う方法に調整していけば十分です。
毎月の支出を整理するシンプルな家計管理術
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